スーパーでそら豆を買った。
シンプルな塩茹でで、
極上に美味しくなるそら豆。
パカっ
さやを開けたとき、
綺麗に整理せいとんされている着物の棚を開けたような気分になった。
白いふさふさの、柔らかい繊維に囲まれて、
大切に育てられたお豆ちゃん。
何本めからは、開けるとき
“失礼します”
という気分になった。
かわいいな。
眺めたりふさふさを触ったり、
写真に撮って楽しんだ後、
私は少し謝りたくなる気分を抑えながら、
えいっ
沸騰したお湯の中へ。
japan!
まさに、
“いただきます”
(おいのち頂戴!)
ほくほくしてて、
少し甘くて。
美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。
Wikipedia(ウィキペディア)によると。
そら豆は、インゲン豆が普及する以前は古代エジプトやギリシア、ローマにおいて食されていた。
紀元前3000年以降、中国に伝播して、日本へは8世紀ごろ渡来したといわれている。(もともと日本にはなかったんですね。)インド僧が渡日し、行基(ぎょうき)に贈ったのが始まりともいう。
エジプトでは、そら豆が国民的な朝食であり、煮込んだそら豆をオリーブオイルとレモン果汁で和えたりする。
アジアでは豆板醤の原料として利用される。
とのこと。ちょっとした小話でした。