とても久しぶりにブログを書きます。
今は2024年の6月末です。
雨が続く梅雨の時期。
先日、部屋の湿度が90%になりました。
(ひぇ〜)
私は今、九州の宮崎県に住んでいます。
山と海に囲まれた、のどかな場所です。
引っ越ししてきたのは2023年の春。
九州の暮らしも約1年と2ヶ月になりました。
宮崎に移ったのは、こころの休息のためです。
仕事仲間がいて、安心して仕事を続けられるのも大きい理由でした。
私は海のない県で生まれ育ったため、
海を見たことはほとんどありませんでした。
海はとても美しくて、
果てしなく広い。
これは5月ころの写真ですが、あらゆる色が鮮やかです。
私は海を間近で見たとき、心が躍り、うれしくなり、とても感動しました。
潮風の香りを何度も確かめて、深呼吸しました。
サーフィンをしている人も多く、“サーフィン移住”というのを市をあげて取り組んでいるそうです。(サーフィン移住しませんか、と市の看板が立っています)
別の海岸では、波打ち際ぎりぎりのところでラジオ体操をしているおじいさんがいたり、屋根付きベンチで絵を描いているお婆さん達がいます。
私は、海を見るのが大好きになりました。
川もとても好きです。
(家から自転車で15分くらいのところ。)
橋の上を自転車で通ったとき、この景色に心を奪われて、ときどき散歩をしに行くようになりました。
遠くに山々があり、川の流れはゆったりです。
自然に、肩の力が抜けていきます。
白いサギがゆったりと舞い、しずかに川に降り立つと、優雅に歩きながら魚を探します。そのいでたちに、見惚れてしまいました。
バレリーナのようでもあり、凛とした着物の女性のようにも見えます。
川では鴨もたくさん泳いでいます。
たいていは群れで泳いでいて、とても可愛いです。
鴨たちの泳いだ後には、水面が波打ち、その波が、別の波と合わさって、やがて水面がしずかになります。当たり前かもしれませんが、水が柔らかいことが、よく分かります。
ときどきガバッと水の中に頭をつっこんで、魚を採ります。岸にあがると、バサバサと羽を乾かします。
見ているだけで楽しいです。
あるとき、散歩をしていて印象的な時間がありました。3月末だったと思います。
白サギが川の水面ギリギリをゆったり飛んでいて、上空ではツバメが2匹飛んでいました。ツバメはものすごい速さであっちへとこっちへと、びゅんびゅん飛びます。
本当に風を切るようでした。
「春だー!春だぜーーーい!」
そんなふうにはしゃいでいるようで、これ、絶対喜んでいるよなぁと思いました。写真を撮ろうとしましたが、動きが早過ぎて全く追いつかず、笑ってしまいました。
はしゃぎすぎだぞ!(嬉)
そんな賑やかな空とは対照的に、足元では小さな蝶々が何匹かパタパタ飛んでいます。そしてすぐそばに、なぜかトンボもいました。
そのとき、じわーっとして、
なんて豊かなんだろう、、と思いました。
いろんな生き物がいて、
草も、花も、木も、生き生きとしている。
空は広く、風はやさしい。
充分だ。。
心が満ちたのを、感じました。
自然に笑みがこぼれました。
空間と時間が止まったようでした。
そして、
“他のことはゲームである。
遊びである。”
という言葉が浮かびました。
(重くとらえず、軽やかに取り組む、という意味合いの“ゲーム”です。)
印象的なあの時間、空間が、
思い出すたびに、心をやわらかくしてくれます。