実は、宮崎に来てしばらく、
こころが内向きになっていました。
軽い引きこもりのような状態で、コンビニの店員さんの目も見れない状態でした。
ある時、JA(農協)の大きなお店で野菜を買い、駐車場に向かって歩いていたところ、建物の屋根下につばめの巣があるのを見つけました。
ひなが何匹もいて、元気に鳴いています。うわぁと思い、じっとその巣を見ていたところ、後ろからおばあさんが来て、「あらぁ、何羽おると?」と話しかけてくれました。
「えっと、、4羽ですね。」
「4羽じゃね。あんな大きく口開けて、食べ物を待っとるんじゃね。かわいいねぇ。」
「ね〜かわいいですねぇ。」そんな会話をしました。
しばらくすると、巣の奥からもう1羽がぴょんと顔を出しました。
「あ!!もう1羽いましたね!」
「おぉ、そうじゃね〜」
おばあさんは、その場を離れ、私も、駐車場に向かいました。
車に乗り、運転席でしばらくぼーっとし、つばめの巣の元気さと、おばあさんとの時間を味わっていました。
また別の日。
スーパーで買い物を終えて駐車場に向かって歩いていたら、電線にびっしりと、たくさんの鳥がとまっていました。少し異様な光景に思えるほどの数で、多くの人が珍しがってスマホで写真を撮っていました。
私もびっくりして見ていたところ、後ろからおじいさんが来て、「わしが小学生の頃は…」と話始めました。
しばらく会話をしていると、店内からその方の奥様(おばあさん)が来て、自然にさようならしました。
鳥の光景にもびっくりしたけれど、おじいさんの昔を懐かしむ表情も心に残っています。
もう一つ。
河原の近くを散歩していたとき、鴨に似た2羽の鳥が川で遊んでいました。
(楽しそうな感じでした。)
その2羽の様子に見惚れていると、前からおばあさんが歩いてきて、一緒に鳥を見ることに…。
「あの鳥は鴨に似ていますね」と話しかけると、そこから話が弾み、20分くらい立ち話。そこからさようならをした後、1周まわってまた出会い、また立ち話。
亀が泳いでいて興奮した話をしたり、苗木の話や愛犬の話がとまらず…
楽しくて、心がほわっとなる時間でした。
鳥が、いろんな状況で、だれかとの会話を作ってくれました。
私の心の壁はやわらかくなっていったように思います。
話しかけてくれたおばあさんやおじいさんにも、一輪のお花をプレゼントしたい気持ちです。♡
印象的な鳥と人との出来事が重なったので、ブログに書きたくなって書きました。
読んでくださり、
ありがとう。


