毎日、微妙な緊張感を伴って暮らしていることを、感じている。
朝ニュースを見て1日が始まり、“感染者数”という文字と数字に、目が慣れてきている。
サイレンの音にも、慣れてきた。
数週間前、さまざまな情報を取り入れ過ぎてパンクした。なにが正しい情報か、分からないまま取り入れて、それから、様々な人の意見や考え方や行動が、それこそ、国によっても人によってもちがうため、自分がなにに焦点を合わせて考えたらいいのか、分からなくなった。
例えていうと、3日後に試験があって、その試験の内容が1000人1000個それぞれのイメージや考えがあり、しかもその1000人は、次の日にまた新しく入れ替わる。試験の内容は、何の教科なのかも結局分からず、なにを勉強したらいいか、そもそも今の勉強はなにに役に立つのか分からなくなって途方にくれる。
そんな感じだ。(分かりづらかったらごめんなさい)
見事に、混乱した。そしてそんな自分自身にまいってしまった。
絵を描く気になれない…それがいちばんきつかった。
それから、舵取りをし直した。
“社会のために”
“だれかのために”
から、少し距離を置いた。
もともと読みたかった本を読み、
たくさん音楽を聴くようになった。
仕事をしながら、並行して絵を描き、家事をする。
オンラインの英会話レッスンをしたり、スーパーに買い物に行ったり。
新しい生活のリズムと、
こころの置き場所を手探りで探しながら
ゆれる自分の軸みたいなものが、
育ってきている。
何ヶ月先に社会がどうなるとかは、
分からない。
そして、お金の心配も、
リアルにある。
経営者や、従業員がいる社長さんなんかは、ほんとうに、毎日いろんな制度を探して利用したり、工夫しながら従業員を守るために、奮闘されていると思う。実際そういう話も聞く。
休めないお仕事も、たくさんある。
医療の現場の方、物流の宅配トラックの方、スーパーのレジの方、ネット販売の方、、そしてそのご家族の方も。
たくさん。
日本の芸能人や、海外の有名人も、寄付や応援の活動をされている。
勇気をもらう。
こころがあたたかくなる。
詐欺も増えているけど、
あたたかいニュースも多い。
優しい気持ちが循環している。
今自分が生活ができていることが、
たくさんの人の存在に、
改めて、圧倒される。
ありがとう、、
とわいてくる。
時間を丁寧に過ごしたいと思う。
自分を育む時間だと感じている。